大恐慌の構造

「100年に一度の大恐慌」がテレビ番組を通して日に何回と無く聞こえてくる。
企業の前線で働いている人達には全体的な仕事の量を通して実感する人は多分多い事だろう・・・
一番、深刻なのは金融商品に手を出し証券投資で損した企業と人達・・・だが長期的には抱いていればその内、反転値戻しも有る訳で余裕があれば「果報は寝て待て」と決め込み、逆に強気で買い増しに入れば逆手を取れる、そんな御仁も又多かろう・・・
年金暮らしの主婦に「100年目の大恐慌を実感できるか」尋ねたら「実感ない・・」の答えが返ってきた、今日は出初式であったが恒例的であり、公務員にも直接的な実害は無く実感は無い事だろう。
新聞で思案瞑想(迷走)に更ける麻生総理に今期限りで勇退し次男に選挙区を禅譲する小泉元総理が「もっと強気になれ」と激励したらしい、「改革の旗手」として国民の期待を上手に掬い上げた小泉氏は抵抗勢力が有ったから強気に成れたし支持率を維持できた、つまり抵抗勢力が存在しければ長期政権も小泉郵政改革も成立しなかった事になる。
強気は説得力のパフォーマンスである、振り駆れば自民党の歴史は「総裁席争奪戦」の歴史であり派閥の力学がエネルギーを生成・醸成・再生・蘇生のリサイクルで戦後60年経過し今日を迎えた。
800兆円の借金を抱え「少子高齢化」「政治の貧困」「モラルの低下」国内問題等、何ら取り組みもできないこの国に果たして未来は有るのか・・・
ある意味においては「100年目の大恐慌」よりコチラのほうが「国家的大問題・大難事」に思えるのだが私如きが憂国の念を抱いても酔狂にしか聞こえない。
「日を新たにし日々進む・・・」今日の進歩度は10cm位か。