通夜のモノローグ

壱岐のコンペ作品を完成させ「ホッ」と一息ついた処に訃報が2件飛び込んできた・・・
4年半寝たきりの植物人間であったが、元気な時は何かと世話になった「アネサン」のような方、享年68歳、去る49日前、旦那が急逝し霊界に送ったばかりであった、あの世から旦那が寝たきりの奥さんを不憫に思い迎えに来たと囁かれていた・・・・
もう一人は・・・推定年齢(享年)55〜56歳、こちらも急逝、葬儀の折、奥さんの姿は見るに忍びない、この2ヶ月間で友人知人6度の「葬儀場詣で」各々死亡・平均年齢に達しても居ないのに何を死に急ぐか、と悲しくもなる・・・・
人の悲しみや歓びに関係なく時は情け容赦なく過ぎて行く、そして私の知らない何日か、時は「死神」を連れて私を訪問する、生物人間である以上、拒絶も許容も出来ない場面である、願わくばその時、私が為すべき事を成し、悔いも未練も無い人生と達観出来ていれば万々歳である、其処に向かって日々努力・日々研鑽の毎日、時々自分の毎日が「四国八十八ヶ所廻り」しているような気分になる事がある・・・
ある意味では現実社会の場でアラユル修行を日常的に使命としてやっている、自分自身と対峙し自分を突破して行く、其処には我武者羅の精神世界、悟りの心境世界も存在する。
宗旨は異なるが「坊さん」には時々親近感を感じる事がある、綺麗ごとに終始し実態の伴わない信仰は意味が無く、門前の小僧と同じであろう・・・
10月21日、仕事の世界では一山超えたが報われるかドウカハ目下不明。