「国士」経営者 在り。

正月連休、最後の日につき早朝よりNHKの番組を見ていたら、中国の新興グローバル企業経営者のインタビューが報道された、30代〜40代の3人の経営者であった・・
穏やかで真面目な教師を髣髴させる語り口で好感が持てた、風貌は孫正義的で、この大らかさと物腰の柔らかさは何処から来るのかと感心させられる・・・
日本でも若手ながらベンチャービジネスで名を成し功を遂げた人物は居るにはいたが彼らの風貌とは全く異なった、非合法的商法と虚偽的仕業が暴かれた砂上の楼閣は崩壊、経済界から引導を渡されたニッポンベンチャーの旗手たち・・・
中国の彼らを見ていると「人物は年齢や経験から来る」モノではなく、精神の世界で構築されて行くものと思わずには居られない。
・・・「無限の風光 険峰に在り」毛沢東の詩であるが偉大なる先人の想いを我が指針として胸に刻み目的に挑戦してゆく・・・・・・遡れば孔孟の精神に辿り着くスケールの大きさ、歴史観の違いを感じる、彼らは将しく国士である。
悲しいかな日本には国を語る若手経営者も・・・・・国を憂う政治家もいない。
中国グローバル企業家、若手3人が5年後・10年後・20年後、どのように成長し企業を発展させていくのかドラマの続きを見るより楽しみである。