パキスタン元首相ブット女史「テロの犠牲」に。

パキスタンが燻っている感じが何と無くしていたが衝撃的なニュースが飛びこんで来た「べナジル・ブット」元首相が自爆テロに合い支持者の20数名と共に犠牲になり死亡・・・来月に迫った選挙集会の演説後の事件らしい。
現政権の軍部が関与しているのではないかという憶測も流れているが10月に母国に帰還したばかりであった・・・アジアの途上国にあって民主化のシンボルである彼女を失ったパキスタンは自由世界から又一歩後退した・・・
パキスタンは政権が不安定なのか、軍部の影響力なのか、政治指導者が標的になる事件が余りにも多すぎる、バングラデッシュ、インド、南アジアの政治家は生命を担保にして権力闘争の前線に立つ。
ミャンマーの「アウンサン・スーチー女史」いまだ軟禁状態、彼女の所にも何時銃弾が飛んでこないとも限らない、「イスラムの精神は、大和魂」にも似て、恐ろしい「目には目、刃に刃を」報復はモラルであり行動美学である・・・
ブツト女史の父親も「軍部クーデター」の犠牲になり処刑された、そのクーデターを指揮した「軍人」も飛行機事故で不慮の死を遂げる・・・
まさに報復のリサイクルである。
それに比ぶれば日本は平和である、自衛隊が税金を湯水の如く濫用し業者に垂れ流してもセイゼイ新聞で叩かれる程度・・・お咎めなしである。
伊藤一長射殺事件・・・大村市の息子保険金殺人・・・佐世保の銃乱射事件・・・・・
生臭い事件が多い一年であったが、今年も余す所あと3日・・・耳を澄ませば除夜の鐘が聞こえてくる気配さえする。