終戦記念日・・そして精霊舟  

8月15日:終戦記念日:昭和20年:私は当時 満4歳。
4男、拓也の子供(蒼志)の歳である・・・・あれから61年が経過した。
五島(福江)で敗戦と終戦を告げる天皇陛下玉音放送を何の意味か分らないままに周囲の大人達と神妙に聞いていたのを記憶している、放送後、異様な雰囲気の中で悲嘆に暮れる声、或いはヤレヤレと安堵の声が感じ取れた・・・セピア色の思い出である・・・。
戦後処理問題が今だ未解決の政治問題として諸外国から求められ、方や北方4島、竹島問題等々、国益を損なう未解決の問題も山積している。
戦争を総括すればその責任を償わねばならず、総括できない所に問題を解決できない、モドカシサがある。
国家の責任は全て国民に転嫁され、施政者は責任を回避・弁明に終始する。
政冶の貧困は時に「国家の存亡」に発展し、失政の回復には100年の年月と多大な対価を要す・・
報道によれば小泉総理は注目の靖国神社を公約の一つとして本日参拝した、本意はイヤシクモ日本国の総理として中韓内政干渉には動じないぞ・・・国家の権威を守る・心意気は理解できるが、公人・元首として「頭半分」相手の事情も考慮すべきではではないか?
私も戦争被害者の一人ではあるが、「A級戦犯」が合祀されている今の靖国国家元首が行く事に関しては疑問を感じる、被侵略国から戦争責任を如何総括したのかと疑念を持たれても仕方が無い・・・誠意を盾に理解して貰える努力をすべきでは無いか・・・小泉総理は「稀代の傑物」 腹は座って喧嘩はうまいが「我」が強すぎる。信頼できる男では有るが尊敬できる程の男ではない。
 
・・・夕昏と共に精霊舟(初盆)の花火が打ち挙げらされ騒々しい、盆から盆もまた一つの節目でこの一年間に幾人かの知人友人を葬送した・・暫し、瞑目し 哀悼の想い を送る・・・。