切支丹の島 平戸・生月・・・

昨日の点滴が効いたのか今日は声が少々回復した・天気は晩秋にしては珍しい程の好日・初秋を思わせる微風が大村湾から吹いて来る・・・・
今日はカトリック時津教会の婦人部に同行し平戸・生月に巡礼参加した、平戸は12〜13年ぶり、生月は橋が掛る5〜6年前だから20年振り位。
平戸も生月も「歴史とロマンの島」五島に繋がる史実も多く私の好きな島々の一つ、少年時代に読んだ「国姓爺合戦」で鄭成功が好きになり鄭成功の立像を居宅跡に建てる話を現地の人達と真剣に進めた事もある、倭寇の「王直」居宅跡、宣教師ザビエル、松浦藩主・松浦党、近世では松陰も平戸に遊学し山鹿流の戦略を学んでいる・・
平戸は長崎をコンパクトにした「歴史の宝庫」である。
生月は「カクレ切支丹」の島・耳を澄ませばオラショの祈りが群青の海底から聞こえてくるような幻聴を覚える。
ここは「金子知事の実父」故・金子岩三代議士の生地で、島の玄関口に遠洋巻き網漁業の航海安全と豊漁を祈願する「大観音像」が東シナ海に向って立つ・・・
生月では「黒瀬の辻・殉教祭」に参加、五島、久賀島の「牢屋の窄・殉教祭」のような雰囲気で司式、殉教者の偉業を称えると共に功績を後世に継承する・・そして殉教者に習い自らの信仰心を高める機会にする・・切支丹の歴史は迫害の歴史で、迫害を逃れ新天地を五島に求めた切支丹の末裔は、こん日でも五島の津々浦々に居住する。
教会行事に疎い私だが親睦の機会も得、歴史の復習も出来、体力も回復した・・・
明日は福岡行き・・そして鳥取・・ボジョレの夕べ、今週から「風林火山」の序章。