補陀洛山寺 秘録

和歌山県 那智「補陀洛山寺」に行ってきた、ここは補陀洛渡海 発祥の寺。

平安時代から江戸時代までの約800年間に25名の僧侶が生前葬送、海の彼方「補陀洛浄土」に旅立った30日分の水と食料を積んで棺桶さながらの箱舟に乗り不帰の人となった、叡山の千日回行も難行であるが「渡海」は生きては帰れない、「行」というより「自殺行為」で帰依の心を仏陀に示し、死んで仏陀に変化し極楽往生釈尊の傍らで永遠に生きる・・・事なのか。
分かり難い世界だが般若心経「色即是空・空即是色」の世界に答えがありそうな気がする。
信仰の世界は究極の処「如何に生き抜くか」凄まじい自分との闘いの世界、自我を殺して自分を生ききる世界。
実社会では立場、持場は異なるが大なり小なり人間が経験している事ではある、「業」として成す事は考えただけでも気が遠くなる。
57年ぶりに見る「那智の滝」は荘厳で神聖であった、自然の中で毅然とした姿は信仰の対象になる、存在そのものが神聖、例え様がない。
2月が過ぎれば3月定例議会が開会される、一般質問は新聞紙上で問題提起された「時津町役場職員給与ラスパイレス指数103,3」に関する質疑をすることにした。
全国1674市町村の中で8番目に高い水準らしい、果たして町民の理解度はどんなものか。